Section2
セクション02
池の茶屋峠 〜 十谷峠
山頂と峠道を巡る
稜線絶景紀行
池の茶屋峠から十谷峠へと続く爽快な稜線歩き。緩やかな起伏の中、東西に広がる大展望を楽しめます。初夏には高山植物が彩りを添え、秋には紅葉が目を楽しませてくれます。昔ながらの峠道には、往時を偲ばせる石祠が点在し、山岳信仰の歴史も感じられる区間です。
このセクションの見どころ
Section Highlights
池の茶屋峠
昭和20年頃まで、早川町奈良田と旧増穂町の交易拠点として賑わった峠です。池のほとりに建つ茶屋で、増穂の強力（ごうりき）たちが運ぶ米・麦・塩と、奈良田の特産品である下駄や曲物が取引されました。往時の山里の暮らしと人々の営みを今に伝える、歴史ある休憩ポイントです。
足馴峠
西山温泉への「湯島道」として栄えた歴史ある峠道。トロッコ道が整備される以前は、強力たちが湯治客を背負子で運び、多くの旅人で賑わいました。日本山岳会初代会長の小島烏水をはじめ、草創期の登山家たちもこの道を通って南アルプスを目指した、山岳史に残る重要なルートです。
富士川町・平林
周辺スポット
Section Spot
